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I.S.P-300シリーズ 製品Q&A

最終更新:2024/09/17


■I.S.P-320の発売とI.S.P-310の生産終了について

I.S.P-310は、2024年12月までの受注を持って販売終了とさせていただきます。当面販売を継続いたします。
I.S.P-310の無償バージョンアップは2024年3月まで行う予定です。については不定期で行う予定です。
I.S.P-310の後継機として、書込IFが互換のI.S.P-320をご検討ください。
I.S.P-310既存カスタムの320への展開は、有償で承ります。
I.S.P-310の修理は、当面受け付けます。ただし、交換部品が入手困難な場合には、修理対応ができない場合があります。

I.S.P-320は、2024年4月から販売予定です。発売を延期いたします。発売時期は、確定次第公開いたします。

I.S.P-310関連製品のGA-108/108iおよび EP-100は生産を継続いたします。
GA-108/108iおよび EP-100は、I.S.P-320と組み合わせてもご利用いただけます。

■マイコンへの対応について

Q:このマイコンには対応していますか?
A:I.S.P-300シリーズ対応品種」に各社マイコンへの対応状況が記載されております。

Q:対応表に記載のないマイコンについて対応の予定はありますか。
A:メーカへの評価チップを請求、または購入などの手続きにて評価を進めております。お急ぎの際には、弊社ホームページの「お問い合わせフォーム」より必要事項をお送り下さい。対応状況をお知らせ致します。

■使用方法について

Q:パソコンにデータエラーが表示されて本体への転送が中断されます。
A:I.S.P-300シリーズ接続表」の「ターゲットシステムとの接続方法」をご確認頂いた上で、更に「接続表」部分のマイコン形名の部分をご確認して頂く必要がございます。「接続表」には、I.S.P-300シリーズへ接続が必要なマイコンの端子名称と、I.S.P側14ピンコネクタの端子番号が記載されております。記載されている信号を接続頂く事、欄外の注意事項を順守頂く事でマイコンへの書込みが可能となります。I.S.P側の内部回路構造については、取扱説明書の「ターゲットシステムとの接続方法」、「外部インターフェース」に記載がございます。こちらもご確認の上、マイコン側信号の接続回路をご検討頂きます様にお願い致します。

Q:ホストプログラムの「Clock」の設定方法を教えてください。
A:基本はターゲットマイコンの動作クロックとなりますが、クロック逓倍器を内蔵しているマイコン、発振子自体を内蔵しているマイコンなどは設定値が替わります。
○クロック逓倍器内蔵マイコンについて
ターゲットマイコンをリセットした際に、逓倍器への設定も初期値へ戻ります。この初期状態での逓倍設定に基づいた動作周波数を設定します。
○発振子内蔵マイコンについて
I.S.P-300シリーズは発振子を内蔵しているマイコンについて、基本的にグレーアウトとなり、入力を受け付けません。内蔵発振子の周波数について予め判明している為入力を必要としません。
※内蔵発振子を持つマイコンでも品種により入力を頂く必要がある事がございます。この場合は、内蔵発振子の周波数を入力頂く必要がございます。

Q:書込み条件のSAVE、LOADができない。
A:ホストプログラムの実行ファイルを、管理者権限で実行することにより解決する場合があります。ただし、ホストプログラムを起動する際、管理者権限で実行することを確認するダイアログが開くようになる場合があります。ホストプログラムの実行ファイルを管理者権限で実行する手順は以下の通りです。
  1. ホストプログラムの実行ファイルのプロパティを開いてください。
  2. ホストプログラムの実行ファイルは、インストール時に指定したディレクトリに配置されています。例としてWindows 7 64bit版のデフォルトでは次の場所に配置されます。
    (V3.00以前): C:\Program Files (x86)\KYOEI\ISP3HostProg_ver2\ISP300Host_ver2.exe
    (V3.00以降): C:\Program Files (x86)\KYOEI\ISP3HostProg_ver3\ISP300Host_ver3.exe
  3. 次に、プロパティ画面の互換性タブを表示してください。
  4. 互換性タブの特権レベルの欄で「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れてください。ただし、場合によっては互換性タブの「すべてのユーザーの設定を変更」ですべてのユーザーの設定を変更する必要があります。
  5. プロパティを「OK」で閉じてください。
  6. ホストプログラムを再起動してください。

Q:ファイル分割が正常に行われない。
A:V5.06aより前のバージョンのホストプログラムでは、I.S.Pのホストプログラムのファイル分割機能(File Divider)で、以下の品種を選択場合、一部のファイルが正常に抽出されません。お手数ですが、V5.06a以降をご利用いただくか、手動で以下のように開始アドレスを入力し、分割を行って下さい。

Area 2
Start Address(hex) FF7F8000 -> 00100000
誤:FF7F8000
正:00100000

関係する品種は以下の通りです。
RXファミリ
 RX65Nグループ、RX651グループ
  (ファイル分割画面での表示名)
  R5F565xC =e
  R5F565xC B0 =e
  R5F565xC B1 =e
  R5F565xE =e
  R5F565xE B0 =e
  R5F565xE B1 =e

Q:シリアル番号を知りたい。
A: I.S.P-300シリーズ本体のシリアル番号を確認するには、いくつかの方法があります。

・I.S.P本体電池ボックスのふたの裏に貼付された、シリアル番号シールを確認する。
・I.S.P本体をセットアップモードにし、本体画面に表示された、シリアル番号を確認する。
・PCとI.S.P本体をUSB接続する。ホストプログラムの"DEV Search"ボタンで通信を確立する。"DEV Search"ボタンの右に表示されるシリアル番号を確認する。

用語については、取扱説明書もご参照ください。

■インストール・バージョンアップについて

Q:どのOSに対応していますか。
A:ホストプログラムのバージョンとOSの対応関係は以下の通りです。
Windows 10 (64 bit) 、Windows 11 (64 bit) 以外のサポートは終了しました。それ以外の環境では、お客様の責任のもとご利用ください。
I.S.P-310(本体シリアル番号Ser.38403179以降)
専用制御ソフト
Version
Windows
2000
Windows
XP
(32bit)
Windows
Vista
(32bit)
Windows
7
(64/32bit)
Windows
8 / 8.1
Windows
10
Windows
11
V3.24以降-
SP3~

SP1~
-
V5.25a以降-----
64 bit
-
V5.37以降-----
64 bit

64 bit
I.S.P-310(本体シリアル番号Ser.38403178まで)
専用制御ソフト
Version
Windows
2000
Windows
XP
(32bit)
Windows
Vista
(32bit)
Windows
7
(64/32bit)
Windows
8 / 8.1
Windows
10
Windows
11
V2.09以前
32 bit
---
V2.10以降-
SP2~
---
V2.41以降-
SP3~

SP1~
-
V5.25a以降-----
64 bit
-
V5.37以降-----
64 bit

64 bit
I.S.P-300
専用制御ソフト
Version
Windows
2000
Windows
XP
(32bit)
Windows
Vista
(32bit)
Windows
7
(64/32bit)
Windows
8 / 8.1
Windows
10
Windows
11
V2.09以前
32 bit
---
V2.10以降-
SP2~
---
V2.41以降-
SP3~

SP1~
-

Q:I.S.Pのホストプログラムや、ライタ本体のバージョンアップはどのように行いますか。
A:弊社ホームページの「ダウンロード」より、ダウンロードを実施頂く事から始まります。※「ダウンロード」は無償で実行可能です。ダウンロードを実施頂いた後は、圧縮ファイル(ZIP形式)を解凍して頂き、同梱ファイルの「アップデート方法」に従って、I.S.P-300シリーズ本体のアップデート及びホストプログラムのインストールを実行します。

Q:USBドライバーは、どこから取得できますか。
A:インストール先のフォルダに、Driverというフォルダが出来ております。こちらのフォルダを指定する事でドライバーがインストールされます。※デフォルトのインストール先はこちらになります。
  • (V3.00以前): C:\Program Files (x86)\KYOEI\ISP3HostProg_ver2\Driver
  • (V3.00以降): C:\Program Files (x86)\KYOEI\ISP3HostProg_ver3\Driver

Q:バージョンアップ後、液晶が表示しなくなりました。(本体シリアル番号Ser.38403179以降)
A:I.S.P-300シリーズの本体シリアル番号Ser.38403179以降を、V3.24より前のバージョンのソフトウェアやRev.9023以外のファームウェアにアップデートすると液晶が表示しなくなります。
シリアル番号Ser.38403179以降に搭載されている液晶に対応したソフトはV3.24以降、ファームウェアRev.9023以降です。
アップデートを実施される前にシリアル番号をご確認下さい。

ホストプログラムのV4.00以降は、USB接続した本体に対応するソフトウェアを自動選択致します。
その場合シリアル番号の確認は不要ですので、ホストプログラムのV4.00以降と組合せてのご利用を推奨致します。

I.S.P-300シリーズの本体シリアル番号Ser.38403179以降を、誤ってV3.24より前のバージョンにアップデートしてしまった場合
以下の手順で回復可能です。

・アップデートツールにて以下の設定としてアップデートを実施します。
 ソフトウェアV3.24以降・ファームウェアRev.9023を指定

※USBドライバが異なる為、本体のソフトウェアにより必要となるホストプログラムが異なります。
・ソフトウェアV1.00~1.26にしてしまった場合、ホストプログラムV1.00~1.26
・ソフトウェアV2.00~2.09にしてしまった場合、ホストプログラムV2.09
・ソフトウェアV2.10~3.22にしてしまった場合、ホストプログラムV2.10~3.22

○詳細は以下をご確認下さい。
 取扱説明書「6. ホストプログラムの動作環境」
      「6.2 V2.09からV2.10以降へのバージョンアップでのご注意」
 アップデート方法「5 本体のアップデート」


Q:バージョンアップが途中で止まり、正常に起動しなくなりました。
A:I.S.P-300シリーズのV2.31より前のバージョンから、直接V5.00以降にアップデートするとアップデートが正常に終了しない場合があります。
V2.31より前のバージョンからV5.00以降にアップデートされたい場合、一旦V4.xxまでのバージョンにアップデートしてからV5.00以降にアップデートしてください。
アップデートを実施される前にバージョンをご確認下さい。

I.S.P-300シリーズのV2.31より前のバージョンを、誤って直接V5.00以降のバージョンにアップデートしてしまった場合、 お手元では回復できません。お手数ですが、サポートにお知らせください。

○詳細は以下をご確認下さい。
 アップデート方法「5 本体のアップデート」


Q:ホストで"Out of Address Area"というダイアログが表示されました。
A:プログラムファイルのアドレスがターゲットのROMアドレス範囲を超えています。
取扱説明書」の「プログラムファイルの分割について」項を参照し、プログラムファイルの分割を検討してください。


Q:ホストで"Versions of the I.S.P and Host-program do not match."というダイアログが表示されました。
A:I.S.P 本体とホストプログラムのいずれか、または両方のバージョンを変更し、バージョンを一致させてください。
I.S.P 本体やホストプログラムのバージョン変更手順は、アップデート方法をご参照ください。


■機能・性能について

Q:I.S.P-300シリーズを遠隔操作できますか。
A:RS232Cを用いた通信方式と、外部スイッチ方式の2通り方法がございます。詳しくは、取扱説明書をご参照下さい。
※両方式とも、φ2.5mmのステレオピンジャックを使用致します。こちらのケーブルについて、弊社では取扱いをしておりません。別途お見積りさせて頂く事となります。

Q:マイコンへの書込み時間はどれくらいですか。
A:こちらの「I.S.P-300シリーズ/I.S.P-200 製品比較表」に、目安となる書込み時間を記載しておりますので、ご参考ください。

Q:ターゲットのマイコンとI.S.P-300シリーズとの間で、書込み済みデータのベリファイはできますか。
A:書込済みデータのベリファイが可能なターゲット品種は、「I.S.P-300シリーズ接続表」の「機能対応表」の項をご参照ください。書込済みデータのベリファイについて、詳細は取扱説明書の「書込み済みCPUのベリファイ機能」をご参照ください。

Q:フラッシュメモリの消去(イレース)を行うことができますか。
A:書込みの前に消去を行います※。消去のみを行う機能は実装しておりません。
※例外があります。消去を行わない設定をした場合、消去機能を持たないメモリへの書き込みなど。
消去を行わない設定が可能なターゲット品種は、「I.S.P-300シリーズ接続表」の「機能対応表」の項をご参照ください。
消去を行う/行わない設定の切り替えについては取扱説明書の「セットアップモード」項をご参照ください。

Q:I.S.P-300シリーズで扱える、ファイルのフォーマット形式は何ですか。
A:モトローラSフォーマット形式、およびインテルHEXフォーマット形式を取り扱い可能です。

Q:チェックサムの演算方法について教えてさい。
A:取扱説明書」の「チェックサムについて」の項をご参照ください。

Q:ACアダプターは海外電圧(~240V)に対応していますか?
A:弊社I.S.P-300シリーズは、基本的にAC100Vの国内使用を想定しております。付属品のACアダプターにつきましても同様で御座います。
※付属品のACアダプターに、AC240Vの記述がございます。こちらにつきましては、メーカの保証がございません。お客様のご責任によりご判断をお願い致します。

Q:I.S.P-300シリーズのBタイプに対応している、SDカードは何がありますか。
A:I.S.P のSD カードアクセスは、一般的なSD カードおよびSDHCカードに対応しています。
市販のSD カードについては動作確認の上ご利用ください。
(参考情報)「取扱説明書」の「仕様」項に、動作確認済みのSDカード型名一覧がございます。

Q:I.S.P-300シリーズで対応が可能なマイコン側電圧はどの範囲ですか。
A:対応可能な電圧は、2~5Vとなります。

Q:I.S.P-300シリーズには、ターゲットマイコンに電源を供給する機能がありますか。
A:電源供給機能はございません。I.S.P側は、マイコン側からのVcc電圧受領によりマイコンへの通信電圧としております。I.S.P側に供給頂く電流量としては約10mA程度を要します。このためI.S.P-300シリーズのコネクタ、Vcc端子をマイコン側と接続する必要があります。I.S.P-300シリーズで書込みを行う際は、マイコン側にて別途電源を確保して頂く必要がございます。

Q:バッテリーは、どの程度持ちますか。
A:バッテリー駆動試験結果は下記の通りです。
○試験条件
気温24℃ 湿度31%
アルカリ電池駆動(ソニー製staminaEX)
ターゲット SX1653F クロック:16MHz I/F:E10A
試験ファイル 256k.mot
○試験方法
1分間隔毎に1度、書込みSW(PROG)を電気的にONさせる
(イレースからベリファイまで約30秒、待ち約30秒の繰り返し)
電池種別稼働時間書込み回数
黒マンガン4:20:43260
アルカリ15:57:19948

Q:USBで電源供給できますか。
A:USBから電源を供給することができます。ただし、バス・パワー機器の仕様(サスペンド機能など)には準拠しておりません。

■その他のご質問について

Q:I.S.P-300シリーズは、EU RoHS,RoHS2対応していますか。
A:2021年10月製造分から、RoHS2(10物資)に対応しております。それ以前のものは、RoHS(6物質)に対応しております。
EU RoHS, RoHS2対応状況
本体シリアル番号RoHS(6物質)RoHS2(10物質)
38405778まで
38500000以降

また、RoHS2対応品のシリアル番号シールには、「RoHS2」の文字も印字しております。
シリアル番号シールは、電池ボックスのふたの裏に貼付しております。
シリアル番号の確認方法は、こちらもご参照ください。

Q:I.S.P-300シリーズは、CEマークを取得していますか。
A:CEマークは、取得しておりません。

Q:I.S.P-300シリーズは、CCC認証を取得していますか。
A:CCC認証は、取得しておりません。

Q:I.S.P-300シリーズを購入前に動作の評価をできますか。
A:弊社ホームページに、「ISPデモ機借用依頼フォーム」がございます。こちらに必要事項をご入力頂く事で、無償のお貸出しを実施しております。ご利用頂ける期間は原則1週間です。

Q:購入時に同梱されていたCD-ROMを紛失しました。
A:CD-ROMの再発行は有償となりますので、お見積り致します。また、最新版となりますが弊社ホームページよりダウンロードを実行頂く事により、CD-ROMと同じ効果が得られます。最新版にして頂く際には、予めI.S.P-300シリーズ本体のバージョンアップも実施頂く必要がございます。
※本体が最新版と同一のバージョンの場合は、本体のバージョンアップの必要はございません。

Q:I.S.P-300シリーズを海外へ持ち出したいのですが、非該当証明書の発行はできますか。
A:発行いたします。「製品サポート」ページの「非該当証明書発行について」から必要事項をご提示ください。

Q:RXマイコンへ書込む際、データフラッシュの内容を消去せずROMに対して書込む。逆に、ROMの内容を消去せずに、データフラッシュのみ書込む。この様な書込みは出来ますか。
A:ターゲット品種特有の事項については、「取扱説明書」の該当の項をご参照ください。

Q:RXマイコンへIDを設定するにはどうしたらよいですか。
A:ターゲット品種特有の事項については、「取扱説明書」の該当の項をご参照ください。

Q:I.S.P-300シリーズを使用していて、5桁のエラーコードが表示されました。
A:I.S.P-300シリーズの古いバージョンには5桁のエラー表示を出力します。5桁のエラーコードについては、お手数ですが「ダウンロード」ページからV1.26BのI.S.P-300シリーズ用アップデートプログラムをダウンロードいただき、取扱説明書の「24.エラーコードについて」をご参照ください。取扱説明書については、I.S.P-310用とI.S.P-300用で同じですので、どちらをご覧いただいても構いません。

Q:リモートインターフェースに使うPC用サンプルプログラムはありますか。
A:簡単な機能のみのサンプルになりますが、「ダウンロード」ページに用意してあります。ソースコードも公開しておりますのでお客様の用途に合わせてご利用下さい。

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