ファイル分割
ユーザーファイルをI.S.P-320が扱える形に分割する手順を説明します。
1. 概要
I.S.Pは、コードフラッシュとデータフラッシュなど、別の領域のデータを一つのファイルとして扱うことができません。 ユーザーファイルは、領域ごとに分割される必要があります。
ファイル分割は、ホストプログラムのディバイダツールで行います。 ディバイダツールは、ご利用のターゲットデバイスの開発環境から出力された.motや.hexファイルを、I.S.Pが扱うことができる領域ごとに分割します。
2. 機能の呼び出し
ホストプログラム→Tool
→File Divider
3. 操作画面
- Input File
- 分割するファイルを指定します。
- CPU
- ターゲットデバイス品種を指定します。
- Area
- 分割数を指定します。
- Start Address(hex)
- 分割後の各エリアの先頭アドレスです。
- Size(hex)
- 分割後の各エリアのサイズです。
- Output File Name
- 分割後の各ファイル名です。
- Output folder
- 出力フォルダーを指定します。
- Divide
- ファイル分割を実行します。
4. 操作手順
Inut File
を選択します。Output folder
を同じ場所にするか確認されます。OKすると同じ場所になります。Output folder
は、別途選択することもできます。
CPU
を選択します。Area
はCPU
に応じて自動で設定されます。
Start Address
,Size
,Output File Name
を確認し、必要があれば修正します。Output folder
を選択します。Divide
ボタンでファイル分割を開始します。
手動で各エリアのアドレスやサイズを指定する
CPU
を選択すると、I.S.Pが扱える各領域の数がArea
に表示され、Start Address
, Size
が表示されますが、これらを手動で設定することもできます。以下の順に設定してください。
CPU
Area
Start Address(hex)
,Size(hex)
,Output File Name