RL78/G23など特有の事項
ターゲットデバイスが、Renesas製RL78ファミリの一部品種(RL78/G23 など)の場合の事項を記載します。 他のRL78について見る
1. ターゲットインタフェース
選択可能なインタフェースは以下の通りです。
| # | 表示名 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | ASYN | 1線式調歩同期 |
2. 連続書込について
| 順番 | 項目名 | 表示名例 |
|---|---|---|
| 1 | Code flash | R7F102GxE |
| 2 | Data flash | R7F102GxE #A |
連続書込みは”CodeFlash”→”DataFlash”の順に行われます。
Set Configuration Dataにチェックが入っている場合、さらにその後に、オプション設定領域の書込やベリファイが行われます。
連続書込みを行う各ページに設定する、IDやオプション設定領域の設定は、全て同じ設定としてください。 設定が同じでない場合、不一致となったページを含む以降の書込みは実行されません。
連続書込みに関する一般的な事項は連続書込をご参照ください。
3. ホストでの設定項目

ホストのデバイス選択で該当品種を選択した場合、下図のようなタブ画面が表示されます。

- ID
- ID コードを指定します。 ID が設定されているターゲットCPU へ再書込みを行う際に必要になります。
- [00]ボタン
- 入力されているID コードを00h でクリアします。
- [FF]ボタン
- 入力されているID コードをFFh でクリアします。
- Flash options
- フラッシュオプションの設定を行います。
- Enable Flash options
- チェックボックスをON にするとフラッシュオプションの設定が有効になります。
- Flash options ボタン
- フラッシュオプション設定画面を開きます。
3.1 フラッシュオプション設定画面

- All Erase
-
- Enables all Flash Memory erasure before writing
- チェックボックスをON にすると書込み前にコード・フラッシュ・メモリ、データ・フラッシュ・メモリの全消去を行います。
- FSW
-
- Enable FSW setting
- チェックボックスをON にするとフラッシュ・シールド・ウインドウが有効になります。
- Start Block
- フラッシュ・シールド・ウインドウの開始アドレスを指定します。
- End Block
- フラッシュ・シールド・ウインドウの終了アドレスを指定します。
- FSW Operation
-
- Allows writing to the setting range
- 指定した範囲の書き換えを許可し、それ以外を禁止します。
- Prohibits writing to the setting range
- 指定した範囲の書き換えを禁止し、それ以外を許可します。
- Disable update FSW settings
- チェックボックスをON にするとフラッシュ・シールド・ウインドウの上書きを禁止することが出来ます。
- Flash Read Protection
-
- Enable Flash Read Protection settings
- チェックボックスをON にするとフラッシュ・リード・プロテクションが有効になります。
- Start Block
- フラッシュ・リード・プロテクションの開始アドレスを指定します。
- End Block
- フラッシュ・リード・プロテクションの終了アドレスを指定します。
- Disable update Flash Read Protection settings
- チェックボックスをON にするとフラッシュ・リード・プロテクションの上書きを禁止することが出来ます。
- Security
-
- Enable Security settings
- チェックボックスをON にするとセキュリティ設定が有効になります。
- Enable ID Authentication
- チェックボックスをON にするとID コード認証が有効になります。
- Enable Block Erase Protection
- チェックボックスをON にするとブロック消去コマンド禁止が有効になります。
- Enable Write Protection
- チェックボックスをON にすると書き込みコマンド禁止が有効になります。
- Disable rewrite Boot Block Cluster
- チェックボックスをON にするとブート領域書き換え禁止が有効になります。
- Connection
-
- Disable Connection
- チェックボックスをON にするとデバッガ&シリアルプログラミング禁止が有効になります。
- Extra Option
-
- Enable Extra Option settings
- チェックボックスをONにするとExtra Option 設定が有効になります。テキストボックスに26桁のExtra Option を指定出来ます。
- Disable update Extra Option settings
- チェックボックスをON にするとExtra Option 設定の上書きを禁止することが出来ます。
4. ID コード、フラッシュオプション設定についての補足
4.1 ID コードについて
ターゲット CPU の ID コード認証が有効の場合、ホストプログラムの ID 値には書込まれている ID 値を入力して下さい。
ID 値が設定されているデータの CPU へ書込み
ID 値が設定されているデータを CPU へ書込んだ場合、次回書き込み時に ID 値を I.S.P へ設定する必要があります。 この ID 値に誤りがありますと、「E053」等の ID 不一致エラーとなり書込みできません。一度設定された ID 値が判らなくなってしまった場合は、その CPU には書込むことが出来なくなりますので ID 値管理にはご注意下さい。
4.2 RL78(プロトコル C)のフラッシュオプション設定について
RL78(プロトコル C)にはフラッシュオプション設定としてフラッシュ・シールド・ウインドウ、フラッシュ・リード・プロテクション設定、セキュリティ設定、エクストラ・オプション設定があります。
4.3 フラッシュ・シールド・ウインドウについて
上書き禁止設定はホストプログラムで以下①~③の設定を行って書き込むことで解除出来ます。 ①全消去が許可されている。 ②フラッシュ・シールド・ウインドウ設定が有効になっている。 ③セキュリティ設定が有効になっている。
4.4 フラッシュ・リード・プロテクション設定について
上書き禁止設定はホストプログラムで以下①~③の設定を行って書き込むことで解除出来ます。 ①全消去が許可されている。 ②フラッシュ・リード・プロテクション設定が有効になっている。 ③セキュリティ設定が有効になっている。
4.5 セキュリティ設定について
書き込みコマンド禁止設定はホストプログラムで以下①~②の設定を行って書き込むことで解除出来ます。 ①全消去が許可されている。 ②セキュリティ設定が有効になっている。
不可逆な設定
以下のフラッシュオプションはターゲット CPU へ設定後、解除不可能になりますので注意してください。 ・ID コード認証の有効 ・ブロック消去コマンド禁止 ・ブート領域書き換え禁止 ・シリアルプログラマ接続禁止 ・エクストラ・オプション書き込み禁止
消去/書込みが不可能となる設定
以下のいずれかの条件を満たした場合、次回以降の消去/書込みが不可能になりますので注意してください。 ①ブロック消去コマンド禁止を設定した時。 ②ブート領域書き換え禁止を設定した時。(データ・フラッシュ・メモリは対象外) ③シリアルプログラマ接続禁止を設定した時。
Through ボタンを誤って押下
Through ボタンを誤って押下した場合、その場でターゲット CPU に対し書込みを開始します。誤ったフラッシュオプション設定でオンライン書込みを防ぐ為にも、書込み時以外は予め接続ケーブルを開放しておくなどをお薦めします。
4.6 連続書込み時のフラッシュオプション設定
連続書込み時は最後に書き込まれたページのフラッシュオプション設定を採用します。
5. エラー番号補足
RL78ファミリ(プロトコルC)特有の情報を記載します。 トラブルが起きた時を併せてご参照ください。
- E011
- シリアルプログラマ接続禁止が設定されている場合、初期通信に失敗すると発生します。 対処方法はありません。
- E305
- ブート領域書き換え禁止が設定されていて、書込み先がコード・フラッシュ・メモリの場合、発生します。
- E306
- ブート領域書き換え禁止が設定されていて、全消去許可がされている場合、発生します。
- E324
- ブロック消去コマンド禁止が設定されている場合にブランクでない領域に書き込むと発生します。
- E325
- 書き込みコマンド禁止設定が有効な場合、全消去を許可しない状態で書き込みをしようとすると発生します。 全消去を許可した上で書込みをしてください。
- E326
- 書き込みコマンド禁止設定が有効な場合、セキュリティ設定が無効な状態で書き込みをしようとすると発生します。 セキュリティ設定を有効にした上で書込みをしてください。
- E327
- 全消去を許可しない状態でフラッシュ・リード・プロテクションの設定を変更しようとすると発生します。 全消去を許可した上でフラッシュ・リード・プロテクションの設定を変更してください。
- E328
- フラッシュ・リード・プロテクションの設定が無効、もしくはセキュリティ設定が無効な状態でフラッシュ・リード・プロテクションの設定を変更しようとすると発生します。 両方を有効にしてからフラッシュ・リード・プロテクションの設定を変更してください。
- E330
- エクストラ・オプション書き込み禁止が設定されている CPU へ書き込みを行う際、エクストラ・オプション設定が有効になっている場合、内容の一致を問わず発生します。
- E331
- 全消去を許可しない状態でフラッシュ・シールド・ウインドウの設定を変更しようとすると発生します。 全消去を許可した上でフラッシュ・シールド・ウインドウの設定を変更してください。
- E332
- フラッシュ・シールド・ウインドウ設定が無効、もしくはセキュリティ設定が無効な状態でフラッシュ・シールド・ウインドウの設定を変更しようとすると発生します。 両方を有効にしてからフラッシュ・シールド・ウインドウの設定を変更してください。